FIRE後1年が経って気づいたこと。サラリーマン時代と何が一番変わったか

「FIREしたらどんな生活になるんやろ」

会社員やってた頃、何度そんなことを想像したかわからへん。報告書の締め切りに追われながら、嫌いな上司の顔を見ながら、意味のわからん社内会議に出席しながら——「早くこの生活から抜け出したい」と思い続けた22年間やった。

そして2025年3月、俺はついにサラリーマンを卒業した。

あれから1年が経った。

今日は「FIRE後の生活って実際どうなん?」という疑問に、1年間のリアルな体験を元に答えていこうと思う。きれいごとは一切なしや。


目次

一番変わったこと:「期限」というものが消えた

22年間のサラリーマン生活を振り返ったとき、一番しんどかったのは何やろと考えた。

答えは即座に出た。「提出物・報告物の期限」や。

月次報告、週次レポート、上長への日報、プロジェクトの進捗表、経費精算、各種申請書類……。どれだけモチベーションが下がっていても、どれだけ仕事を必要最小限に抑えていても、これだけは絶対に気にし続けなあかんかった。

「今週の締め切りはいつやったっけ」「あの書類、もう出したかな」「月末までに数字まとめなあかんのに」——こういうことが常に頭の片隅にあった。

FIREしてから、この「締め切りへの意識」が完全に消えた。

最初は拍子抜けするくらいやった。「あれ、何か忘れてへんか?」って無意識にソワソワしてしまうくらい、提出物の存在が俺の脳に染み付いてたんやな。それが今は完全にない。

これが地味やけど、めちゃくちゃデカい変化やった。


サラリーマンのストレスって「慢性病」みたいなもんや

仕事のストレスがなくなる——言葉にすれば簡単やけど、実際に体感するとその凄まじさに驚く。

「変な焦燥感」がなくなった。

サラリーマン時代、特に何かに追われてるわけでもないのに、なぜか常に何かに焦ってる感覚があった。あれって「慢性的なストレス」の症状やったんやなと、FIREしてから初めてわかった。

「明け方に目が覚める」こともなくなった。

これ、サラリーマンやった人なら共感してくれると思うんやけど、朝の4時とか5時に目が覚めて、そのまま眠れんくなることってあらへんかった?仕事のことを考えて頭が勝手に動き出すあれや。

FIREしてから、これが一度もない。一度もや。

理不尽な仕事、社内のウザいヤツ、めんどくさい上司——そういうことに神経を使わんでええ人生って、ほんまに価値があるもんやと実感してる。

映画『ショーシャンクの空に』って観たことあるか?

IMDbの映画史ベスト250作品で1位に選ばれたこともある不朽の名作で、無実の罪で刑務所に入れられた主人公が、腐敗した環境の中でも希望を捨てずに生き抜き、最終的に自由を手に入れる話や。

俺のFIRE後の感覚って、まさにあの主人公がショーシャンク刑務所から脱出したときの感覚に近い。「やっと外の空気が吸える」という感じや。もう2度とあの塀の中には戻りたくないな。


朝イチの予定を気にしなくていい幸せ

地味やけど最高な変化をもう一つ紹介したい。

目覚まし時計が要らなくなった。

サラリーマン時代、朝イチの9時からオンライン会議が入ってる日の前夜って、それだけで朝の目覚めが最悪確定やったよな。「明日の朝、○時に起きなあかん」という意識が睡眠の質を下げる。

今は毎日、目覚ましなしで自然に目が覚めるまで寝られる。自分が本当に必要としてる睡眠時間を毎日取れる。これって、当たり前のように聞こえるかもしれんけど、めちゃくちゃ贅沢なことやと思う。

22年間、毎朝アラームに叩き起こされてきた人間として言わせてもらうと、「自分のリズムで眠って、自分のリズムで起きる」というのは、人間として当たり前の姿やけど、サラリーマン生活ではそれが許されへんかった。

FIRE後の1日は前の記事でも書いたから、よかったらこっちも読んでみてな。

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「思ってたのと違う」はほぼなかった——22年間のシミュレーションの成果

正直に言う。

FIRE後の生活で「こんなはずじゃなかった」ということはほぼなかった。

これは別に「FIREが完璧」という話やなくて、俺が22年間にわたってシミュレーションしまくってたからや。

たとえば「いくら資産があっても安心できない自分がいる」こと——これは予想通りやった。3億円あっても、株の暴落が来たら普通に不安になる。そういうもんや。「FIREしたらお金の不安がゼロになる」なんてのはファンタジーで、現実はそんな甘くない。

「自分から動かないとダラダラ毎日が終わってしまう」こと——これも予想通りやった。会社に行く必要がなくなると、強制的に「今日やること」がなくなる。自分でタスクを作って、自分でスケジュールを決めていかんと、あっという間に時間が溶けていく。

こういうことを事前に想定できてたから、FIREしてから大きな混乱はなかった。


最初の半年間:「リセット期間」として使った

とはいえ、FIREしてすぐに「やりたいことフルスロットル!」とはならんかった。

正直に言うと、最初の半年間はたいして何もする気になれへんかった。

22年間ぶっ続けでサラリーマンをやってきた身体とメンタルは、思ってた以上に疲弊してたんやな。それまで積み上げてきた「会社員としての習慣・思考パターン・メンタル」を一旦全部リセットする時間が必要やったんやと、今になって思う。

世間では「FIRE後の燃え尽き症候群」みたいな話も出るけど、俺の場合は燃え尽きというより「デトックス期間」って感じやったな。

ちょうど長期の療養から回復するときに、焦らずゆっくり体を慣らしていくのと似てる。22年分の疲れを半年かけて抜いた、という感覚や。


やっと最近になってエンジンがかかってきた

そのリセット期間を経て、やっと最近になって「今までやってみたかったけど、できなかったことをやる」モードになってきた感じがある。

FXの勉強の本格化もそうや。

2011年から断続的に続けてきたFXやけど、時間的制約から本腰を入れられんかった。今は毎日チャートと向き合って、Prop Firmチャレンジへの挑戦も続けてる。

そしてこのブログもそうや。

FIREを目指してる人たちの役に立ちたい——その気持ちから始めたサラリーマン卒業ブログも、最初は「半年でやっとエンジンかかってきた」段階から生まれたものや。自分の経験が少しでも誰かの役に立てば、それだけで十分価値があると思ってる。

だから、もしFIREを達成した直後に「あれ、なんか思ってたんと違う。ダラダラしてしまう」と感じてる人がいたとしても、焦らんでええと思う。人間、22年分(あるいはそれ以上)の「サラリーマン脳」を短期間でリセットできるほど単純にはできてへん。

これに関してはこっちの記事でも書いてるから、よかったらどうぞ。

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FIRE生活は最高や。でも「人それぞれ」も正直なところ

俺個人としては、FIRE生活は最高やと断言できる。

理不尽な仕事も、社内のウザいヤツも、めんどくさい上司も——そういうことに神経を使わんでええ毎日は、本当に価値がある。もう2度とあのショーシャンクの塀の中に戻る気はない。

ただ正直に言うと、FIREが全員に合うかは、その人の性格によると思う。

「仕事を通じて社会とつながる充実感が欲しい」「毎日決まったルーティンがないと逆に辛い」「人と接する機会が減ることで孤独を感じやすい」——そういうタイプの人には、完全FIREよりも「セミリタイア」の方が合ってるかもしれへん。

でも、このブログを読んでくれてる人——FIREを目指して情報を集めてる人たちには、全員に一度は味わってほしいと思ってる。

「本当の意味での自由ってこういうことか」という感覚は、経験してみないとわからへん。

俺はそれを伝えるために、これからもぶっちゃけた話を全部出し続けていくつもりや。


まとめ:FIRE1年目で感じた変化ベスト5

最後に整理しておく。

  1. 提出物・報告物の締め切りが完全に消えた(これが一番デカい)
  2. 変な焦燥感・明け方に目が覚める現象がなくなった
  3. 目覚まし時計なしで、自分のリズムで毎日起きられる
  4. 最初の半年はリセット期間が必要だった(焦らなくてええ)
  5. やっと「やりたいことをやる」モードになってきた

FIRE後の生活について、post-05でも書いたことがあるけど、「1年経った今だから言えること」として改めてまとめてみた。

これからFIREを目指してる人の参考になれば嬉しい。

本記事は投資や資産形成に関する情報提供を目的としたものです。特定の投資行動を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

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この記事を書いた人

就職氷河期世代の元サラリーマン。22年間製薬会社でMRとして勤務後、45歳でFIRE達成。4人家族を養いながらコツコツと資産を積み上げた道のりを、きれいごとなしで発信していく。

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