FXを始めると、ほぼ確実に最初に目にするインジケーターが移動平均線やと思う。
チャート分析の本を読んでも出てくるし、YouTubeを見ても出てくる。
「移動平均線を使えば勝てる」
そんな印象を持つ人も多いかもしれない。
実際、自分もFXを始めた頃は移動平均線ばかり見ていた。
ただ、移動平均線だけで勝てるほど相場は簡単ではない。
今回は、移動平均線に対する今の自分の考えを書いてみようと思う。
移動平均線とは?
移動平均線(Moving Average)は、一定期間の終値の平均を線で表示したものや。
例えば20EMAなら、直近20本分の価格を平均して表示している。
1時間足なら20時間分、日足なら20日分ということやな。
チャート上の細かい値動きをならしてくれるので、
- 今は上昇トレンドなのか
- 下降トレンドなのか
- 方向感のないレンジ相場なのか
を視覚的に把握しやすくなる。
FXではさまざまな種類の移動平均線が使われているが、代表的なのはSMAとEMAや。
SMA(単純移動平均線)
SMA(Simple Moving Average)は、指定した期間の終値を単純に平均した移動平均線や。
例えば20SMAなら、直近20本分の終値を平均して表示している。
最も基本的な移動平均線で、多くのトレーダーに利用されている。
ただし、過去の価格も現在の価格も同じ重みで計算するため、相場の変化に対する反応はやや遅い。
その分、大きなトレンドを確認するのには向いている。
EMA(指数平滑移動平均線)
EMA(Exponential Moving Average)は、直近の価格により大きな重みをつけて計算する移動平均線や。
SMAよりも現在の値動きに敏感に反応するため、トレンドの変化を早く察知しやすい。
その反面、細かい値動きにも反応しやすく、ダマシが増えることもある。
自分は現在、主にEMAを使っている。
理由は、押し目買いや戻り売りを狙う時に、現在の相場の勢いを把握しやすいと感じているからや。
どちらを使えばいいのか?
初心者のうちは、
「SMAとEMAのどちらが勝てるのか」
を気にしがちや。
でも実際に15年以上FXをやってきて思うのは、そこはそれほど重要ではない。
大切なのは、
- 一貫して同じ移動平均線を使うこと
- その特徴を理解すること
やと思う。
自分の場合はEMAを使っているが、SMAを使っているプロトレーダーもたくさんいる。
結局は、移動平均線そのものよりも、それをどう使うかの方が重要や。
昔の自分は移動平均線だけで勝てると思っていた
FXを始めた頃は、移動平均線の
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
ばかり見ていた。
短期線が長期線を上抜けたら買い。
下抜けたら売り。
今思えばかなり単純やった。
もちろん、それで勝てる場面もある。
でもレンジ相場になると途端に機能しなくなる。
じゃあ、「トレンド相場だけ使えばいいじゃん?」と思うかもしれん。
でも、どこからがトレンド相場でどこからがレンジ相場か?
わかるなら苦労はせん。
だから、
買い。
損切り。
売り。
損切り。
そんな往復ビンタを何度も何度も食らった。
今でも移動平均線は見ている
では今は全く見ていないのかというと、そうではない。
むしろ毎日見ている。
ただし見方が変わった。
今の自分は、
移動平均線そのものをエントリーサインにはしていない。
見るのは主に、
- トレンドの方向
- 相場の勢い
- 押し目候補
のみに使ってる。
トレンドの方向
文字どおり、移動平均線が上を向いてたら上昇相場、下を向いてたら下落相場。
ローソク足だけ見てたら「上昇か?」と思うような局面でも
移動平均線を見たらヨコヨコしてる相場もよくある。
相場の勢い
移動平均線が同じように上を向いていても、その角度によって勢いが見える。
角度が急なら相当な上昇・下落の勢いがあるし、緩やかなら勢いがなくなってきたとかな。
押し目候補
例えば上昇トレンド中に少し下落して押し目を形成しようとしてる。
押し目で少し短期の時間足に切り替えると、逆三尊ができてダウ理論転換しそうになる。
そこにちょうど移動平均線が重なってくる。
そうなると、反転を予測してロングを入れる参加者が増えるから、反転しやすい。
そんな感じの補助として使ってる。
ダウ理論についてはこっちで解説したで。

なぜ世界中のトレーダーが見ているのか
自分が移動平均線を重視する理由は、
世界中のトレーダーが見ているからや。
以前の記事でも書いたが、
サポートラインや前回高値が機能する理由の一つは、
多くの参加者が意識しているからやと思っている。
移動平均線も同じ。
例えば強い上昇トレンド中に20EMA付近まで下がってくると、
「押し目や」
と考える人が増える。
結果として本当に反発しやすくなる。
サポートラインについてはこっちや。

移動平均線だけでエントリーはしない
ただし、自分は移動平均線に触れたからといってエントリーすることはない。
なぜなら、
普通に貫通するからや。
実際の相場では、
20EMAも50EMAも100EMAも平気で抜ける。
だから移動平均線だけを根拠にするのは危険やと思っている。
最後はダウ理論で判断する
今の自分が一番重視しているのはダウ理論や。
移動平均線付近まで押してきた。
サポートラインも近い。
前回高値もある。
そんな状況になったとしても、
最後はダウ理論転換を確認する。
つまり、
- 安値を切り上げる
- 高値を更新する
といった価格の動きを見る。
移動平均線はあくまで補助材料。
最終判断は値動きそのものや。
まとめ
15年以上FXを続けてきて感じるのは、
移動平均線は使える。
でも移動平均線だけでは勝てない。
ということや。
今の自分にとって移動平均線は、
- トレンドの方向
- 相場の勢い
- 押し目候補
のためのツールになっている。
結局のところ、
インジケーターで勝てるようにはならんと思う。
そのインジケーターを使って何十、何百のトレードをして、トータルで利益が出せるかどうかや。
それを確認するのはトレード検証しかない。
それを高速でできるForex Tester Onlineは、勝てるようになるには必要やと俺は思う。

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