中国株投資ができる証券会社についてご紹介します。
中国株投資は数年前まで限られた証券会社でしか取り扱っていませんでした。
しかし中国の経済発展と市場ボリュームが大きくなってきたことによって、取り扱う会社が増えてきています。
中には口座開設するだけで非常に濃い内容の中国株情報を提供してくれる会社もありますので、中国株に興味を持っている人はまず中国株を取り扱っているいくつかの証券会社に口座開設することをおすすめします。
私が多くの証券会社に口座開設してきた中で、特におすすめできる証券会社をご紹介したいと思います。
SBI証券
日本を代表するネット証券最大手ですが、中国株でも存在感があります。
購入金額にかかわらず手数料が安いので、取引回数が多い人ほどありがたいです。
特に購入金額が100万円以上の場合には大きな差がつきますので、大きな金額で取引する機会が多い方には有力な選択肢となります。
取扱いは香港株のみで中国本土株は購入することができませんが、香港株の取り扱い銘柄数は1400銘柄以上ありますし、中国関連のETF銘柄についても豊富です。
また、口座開設は外国株口座となり、中国株の他に米国株、韓国株、ロシア株、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株を取引することができるのもSBI株の大きな特徴の1つとなります。
外国株については取引画面がやや見にくいという評判がありますが情報量は豊富ですし、なにより手数料が安いこと、取り扱い銘柄数が多いこと、中国株以外にも幅広い国の株式を取引することができるなどメリットがたくさんあります。
マネックス証券
黄色がコーポレートカラーの大手ネット証券会社の一角です。
証券会社全体でも国内でトップ10に入る売上高と口座数を誇っています。
中国株の取り扱い銘柄数が多いというのが投資家にとって大きなメリットです。
米国株も3600銘柄以上取り扱っており、この二か国の株式に投資するならマネックスは絶対押さえておくべき証券会社です。
中国株の取扱は香港市場のみで、上海A株や深センA株の取り扱いはありません。
取引手数料は業界トップクラスに安いですのですが、10万円以下の小学での取引きから100万円以上の取引きまで全ての価格帯で最安値クラスですのでとてもありがたいです。
実際に私も香港市場の上場株を購入するときにはこのマネックス証券で購入する機会が多いです。
また、マネックス証券の大きな特徴として、日本円で入金すれば香港ドルに振替えをすることなく中国株を購入することができます。
香港ドルへの両替をするまでにはどこの証券会社でも通常2~3日かかってしまうので、そのぶん入金して早く株式を購入することができます。
また、情報提供もしっかりしていて、配信登録しておけば中国株の市況や個別株に関する情報などをメール配信してくれます。
さらに中国株投資では有名なグローバルリンクアドバイザーズ株式会社代表の戸松信博さんのコラムも定期的に配信されているなど情報収集においても役立ちます。
楽天証券
大手ネット証券で外せない証券会社もう一社は楽天証券です。
中国株の取り扱い銘柄数は900以上と他の証券会社と比べて多いわけではないんですが、香港株に加えて上海A株を250銘柄程度取り扱っている貴重な証券会社です。
なんといっても楽天証券は取り引き手数料がトップクラスに安いのが外せない理由です。
数万円から100万円以上の取り引きまでどの購入価格帯においてもトップクラスの手数料の安さですので、上海A株・香港株で購入したい銘柄を取り扱っていた時には第一選択になり得る証券会社です。
他には「トウシル」という情報メディアを運営しており、中国株関連においても内容の濃い情報を発信しています。
楽天内の他のサービスとの連携もできますし、楽天ポイントに関するキャンペーンなどもたくさんありますので楽しく投資活動を行うことができます。
内藤証券
国内ではじめて上海A株の個別銘柄の取扱を開始した老舗の証券会社です。
売上高では国内で20位にも入っていませんが、日本株よりも中国株に力を入れていて特色を出しています。
中国株の取り扱い銘柄数は最も多い4400銘柄以上です。
また上海取引所や深セン取引所の銘柄を購入することができる数少ない証券会社として、中国株投資を始める方にとっては必須といっていいと思います。
中国のニュースや個別銘柄の情報もタイムリーで豊富ですので貴重な中国株関連の情報源として重宝します。
一方で手数料に関しては他の証券会社と比べて安いとは言えません。
特に購入金額が1度に100万円を超えると手数料が他の証券会社に比べて割高になりますので、手数料を抑えたい方にとってはメインにしづらいかもしれません。
いずれにしても香港株においては取引銘柄数が豊富ですし、上海A株や深センA株を購入するために外せない証券会社ですので口座を持っておいて損はない証券会社です。
東洋証券
こちらも中国株に力を入れており、香港H株以外にも上海取引所や深圳取引所などの中国本土株を取引することができる数少ない証券会社です。
また、口座開設をすると使用できる情報ツールも充実しています。
1つ目は「MEGAHUB Power Ticker」という情報ツールで、中国の市況、業績、銘柄動向、制作統計などの最新情報をタイムリーに情報提供してくれます。
最大300銘柄を登録することができ、気になる銘柄をポートフォリオにして追跡することができます。
さらに東洋証券アナリストの市況や個別銘柄に関するレポートを閲覧することができます。
2つ目はサーチナが提供する「VIP-Level Ⅲ」で、こちらも非常に有用なツールです。
リアルタイム株価や株価通知メールの配信、多機能チャート、銘柄情報やオリジナルレポート、銘柄の利益予想などが確認することができ、中国株投資を行うにあたっては大変ありがたい機能が満載です。
これらの優良ツールを使用することができるのが東洋証券の魅力です。
しかし、手数料に関してはネット証券に比べると割高になりますし、中国本土株の取扱銘柄数は内藤証券に比べるとかなり少ないです。
また中国株などの外国証券を保有している場合、口座管理料として年間3,300円(税込)かかります。
それでも、上記の優良ツールを使いたい方にとっては有力な証券会社です。
購入したい市場や銘柄によって使い分け
中国株投資をする際には、上記の証券会社を押さえておけばバッチリかと思います。
自分が購入したい株式市場を取り扱っていなければ購入できませんし、手数料が高いと長期的には大きなコストになります。
またツールの使いやすさにも個人差がありますので、使いやすい証券会社をメインにするのも良いかと思います。
購入したい株式市場や銘柄によって、またその銘柄を扱っている中で手数料が安い証券会社を選択肢て投資を行っていけばおのずとある程度証券会社を分散することもできリスク管理になります。
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