「FIREさえできれば、お金の不安は全部消える」
そう思っている人に、正直に言う。
消えへん。
形は変わるけど、不安はなくならへん。今日はそのリアルな話をするわ。
4%ルールは「机上の計算」やという現実
FIREの根拠としてよく使われる4%ルール——S&P500などの米国株式指数に投資して毎年資産の3〜4%を取り崩しても、30年後に資産が0にならない可能性は95%以上というやつや。
これはトリニティ大学の教授たちが膨大な過去データを検証して得られた事実で、信ぴょう性は非常に高い。俺もFIREの根拠の一つにしてきた。
でもな、「過去にそうやった」というのと「これからもそうなる」というのは別の話や。
1億円を達成して4%ルールで生活するというのは、言ってみれば机上の計算に過ぎない部分もある。いざFIREが現実的になったとき、すさまじい解放感と同時に「実際そこに立ってみないとわからへんかった万が一の不安」というのを感じた。今も正直、感じとる。
毎月の給料がなくなる恐怖
これはFIREした人間のほぼ全員が感じることやと思う。
サラリーマンとして何年も生きてきた俺たちは、**毎月銀行口座にお金が振り込まれることが「当たり前」**になっとる。それがなくなるというのは、資産がいくらあっても、漠然とした恐怖感がある。
俺もまだ慣れてへん、というのが正直なところや。
だからこそ強く言いたいのが、FIRE前から副業にチャレンジしておくことや。
今は副業を解禁している企業も増えてきた。自分の力だけで定期収入を得るのは意外に簡単やない。だからこそ、少しでも早くから始めた方がええ。
初めて自分で稼いだお金が口座に振り込まれたとき——それがどんなに少額でも、感動するで。あの感覚は、給料とは全然違う。「自分の力で稼いだ」という確信が、FIREへの自信にもつながっていく。
3億円でも「使い切れない金額ではない」という現実
俺はもともと慎重な性格や。
3億円という数字は大きく聞こえるけど、家族4人で生活するには正直「少し足りひんかもな」とずっと思っとった。贅沢しようと思えば、使い切れない金額でもない。
そして何より、資産を取り崩しながら生活するというのはメンタル的に途中で持たなくなるやろうなと感じとる。増えていくのを見るのは楽しいけど、減っていくのを見続けるのはまた別の話や。
だから俺はFIREした今も、資産を増やし続けることをやめてへん。投資をやめるつもりもない。
早期退職パッケージ、受けるべきか——あのときの葛藤
会社から早期退職パッケージの話が来たとき、資産はまだ1.8億円前後やった。
本音を言えば、「もう少し資産を積んでからにしたい」という気持ちもあった。でも、そこには冷静な計算もあった。
パッケージをスルーすると、上乗せ退職金なしでFIREすることになるかもしれへん。今回のパッケージはそのまま働いて得られる手取りのおよそ2年半分やった。つまり、あと3年以上働かないとスルーする意味がなくなる。
3年以上、やる気のない状態で働き続けるモチベーションが湧くか?
答えは明確やった。湧かへん。
千載一遇のチャンスやと判断して、決断した。退職金はすぐにテスラに突っ込んだ。結果的にその判断は正しかったと思っとる。
まとめ:不安と付き合いながら生きていくのがFIREや
FIREしたら不安がなくなるというのは幻想や。
形は変わるけど、不安はなくならへん。給料がなくなる漠然とした恐怖、4%ルールへの「本当に大丈夫か」という疑念、資産が減っていくことへの心理的なプレッシャー——これらはFIREした後も付きまとう。
でも、それでもFIREを選んだのは、会社員として感じていた不安や理不尽さより、はるかにマシやからや。
不安の種類を、自分で選べるようになった。それだけで十分や、と今は思っとる。

コメント