正直に言う。
俺はサラリーマンとして、途中からほぼ本気を出していなかった。
「それってどうなんや」と思う人もいるやろ。でもな、理由を聞いたら共感してくれる人、絶対おると思うんよ。
最初は全力やった
新卒で入社した1社目、最初の数年は仕事に全力で取り組んでいた。
社内の先輩、後輩、上司——良い人ばかりで環境にも恵まれていた。FIREへの希望を持ちながらも、目の前の仕事には真剣やった。
でも、あるとき上司をよく見てみると——
土日もほとんど休みなく働いとる。捌ききれないような業務を常に抱えとる。顔色は悪い。機嫌も悪いときがある。メールの返信は深夜でも来る。
俺は思った。
「頑張って管理職になっても、ああなるんか。少し給料が増えたとしても、あれを目指すのはコスパ悪すぎんか?」
その瞬間、仕事を頑張るモチベーションの糸がプチッと切れた。
2社目:仕事の力配分は「2割」と決めた
転職して2社目に入社したとき、俺は心の中でこっそり決めていた。
「仕事の力配分は自分の中の2割でいこう。残りの8割はFIREのために使う。」
新しい会社に入社したばかりなのに、しょっぱなからそんなことを考えるなと(笑)。
でも、俺にとっては至って真剣な話やった。会社でどれだけ頑張っても、FIREの夢は叶えてくれへん。自分の資産を積み上げることだけが、本当の意味での「将来への投資」やと思っとった。
この頃の資産は2000万〜3000万円をウロウロしている時期。ただひたすら節約して投資に回す、地味な積み上げの日々やった。
転職は「ステップアップ」やなくて「気分転換」やった
俺は22年間で4社を経験した。
転職の動機?出世を目指すためでも、キャリアアップのためでもない。
ただの気分転換や(笑)。
サラリーマン生活にすでに限界を感じとったから、1日でも早くFIREしたかった。でも資産がまだ足りへん。そのジレンマを転職で誤魔化していたというのが正直なところや。
ただ、結果的に転職は資産形成に大きく貢献した。1つの会社にとどまるより、転職の方が給料が上がりやすい。俺も3回の転職でまあまあ効率よく収入を増やすことができた。
FIREを目指している人に強くすすめたいのが、転職活動を趣味のように続けることや。転職活動はコストがほぼかからへん。落ちても何のデメリットもない。受かっても気に入らなければ入社しなければいい。給料が上がってモチベーションも上がりそうな会社に受かったときだけ入社すればええんや。
資産1億円を超えた瞬間、仕事が「作業」になった
4社目に入社した翌年の春、資産が一瞬だけ1億円を超えた。
すぐに戻った(泣)。でも、あの瞬間は忘れられへん。
FIRE界隈で皆が意識している壁を超えたことで、FIREが明らかに「現実」として見えるようになった。それまでは「いつかは」という感覚やったのが、「これは本当にできる」という確信に変わった瞬間やった。
それと同時に、仕事への向き合い方がさらに変わっていった。
コロナ後:「いっちょまえに見せること」に全力を注いだ
2020年のコロナショック後、株価は連日すごい勢いで上昇した。資産が1億円を切ることがほぼなくなった。
そこから俺がやったことは何か。
「できる限り少ない時間と労働力で、いっちょまえに仕事をこなせているように見せるか」に全力を注いだ(笑)。
もはや出世とか評価とか、どうでもよかった。上司に気に入られることも、社内政治も、一切興味がなかった。必死になって仕事して成果出しても、会社は一生面倒みてくれるわけやない。むしろなんかあったらあっさりと見切られる。自分の人生は自分で責任持たなあかん。そう言い聞かせ続けた。
最低限の成果を出しつつ、できるだけエネルギーを温存する。それが俺のサラリーマン後半戦の戦略やった。
まとめ:資産は「会社からの精神的独立」をもたらす
資産が増えることの一番の効果は、会社に対して精神的に自由になれることやと思う。
出世競争に参加しなくていい。理不尽な指示に怒りを感じなくていい。「嫌なら辞めてもええ」という選択肢が常に頭の中にある状態で働けるのは、メンタル的に全然違う。
FIREは「会社をやめること」がゴールやない。**「いつでもやめられる状態になること」**がゴールや。
その状態になった瞬間から、会社との付き合い方が根本から変わるで。
この記事のまとめ
- 管理職の姿を見て、出世へのモチベーションが消えた
- 転職は「気分転換」兼「給料アップ」の手段として活用した
- 資産1億円超えで、FIREが「現実」に変わった
- 資産が増えるほど、会社への依存度が下がっていった
- 「いつでも辞められる状態」が本当の意味での自由や

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