「FIREって、結局いくら貯めたらええんや?」
この疑問に、具体的な数字で答えてくれる理論がある。それが**「4%ルール」**や。
俺はこれを知ったとき、正直、衝撃が全身を走った。
「こんなにも具体的な数字のエビデンスを持って、こんなにも高い確率で再現性がある方法があるんか」と感動を覚えた。今日はその話をするわ。
FIREという概念がなかった時代
今でこそFIREという言葉は当たり前になったけど、俺がアーリーリタイアを目指し始めた2000年代初頭、FIREという概念はまだ存在していなかった。
FIREは2010年代にアメリカからネットを通じて世界に広まった概念で、それまでは「早期リタイア」「アーリーリタイアメント」という言葉が一般的やった。
当時インターネットで検索しても、早期リタイアに関する具体的なノウハウはなかなか見つからへんかった。あるとすれば「株式投資で一発当てた人」か「不動産投資で家賃収入がサラリーマン収入を超えた人」の話ばかりやった。
ボロ物件を探し回っていた時期もあった
そんな中で出会ったのが、不動産投資界隈では有名な加藤ひろゆきさんの本や。
ボロ物件を「鬼のような指値」で激安で購入して、激安でリフォームして、高い利回りで運営して早期リタイアした人の話で、「早期リタイアにはこれしかない!」と思って俺も休日にはボロ物件のアパートを探し回っていた時期がある。
でも結局、踏み出すことができへんかった。
瑕疵担保責任の問題、本当に借り手がいなかったらという不安、株式投資と違って1つの金額が大きくて失敗してもすぐに損切りできへんリスク——いろんな壁があって断念した。
そんな状態やったから、4%ルールを知ったときの衝撃はひとしおやった。
4%ルールとは何か
4%ルールの根拠は、アメリカのトリニティ大学の教授らが発表した**「Trinity Study」**という研究や。
内容をシンプルに言うとこうや。
「資産の4%以内で生活すれば、30年以上資産が尽きない確率が非常に高い」
つまり、必要な資産額はこの計算式で出せる。
年間生活費 ÷ 0.04 = 必要な資産額
例えば年間300万円(月25万円)で生活するなら、300万円 ÷ 0.04 = 7500万円あればFIREできる計算になる。
なぜこれほど信頼性が高いのか
Trinity Studyが画期的なのは、そのデータの長さや。
改訂版では1925年から2009年という、約85年にもわたる膨大な市場データを検証している。世界恐慌、第二次世界大戦、オイルショック、ブラックマンデー、リーマンショック——歴史上のあらゆる暴落を含んだデータで検証して、それでも「4%ルールは機能する」という結論が出とる。
さらにその後、別の研究者が2017年頃までデータを延長させて検証しても、結果はほぼ変わらへんかった。
これほど長期間・大量のデータで裏付けられた投資理論は、他にはなかなかない。
日本人が注意すべき点
ただし、4%ルールはアメリカの研究や。日本で同じことをするには、いくつか注意が必要やと俺は思っとる。
為替リスクがある。米国株に投資する場合、円高になると資産が目減りする。
手数料や税金も考慮が必要や。日本では投資利益に約20.315%の税金がかかる。
**「これからの100年も同じように機能するか」**は誰にもわからへん。過去のデータがそうやったというだけで、将来の保証はない。
だから俺は4%ルールをそのまま使うのではなく、少し余裕を持って3〜3.5%を目安に考えることをおすすめする。それだけで安全マージンがぐっと上がる。
まとめ:4%ルールはFIREの「地図」や
4%ルールを知る前の俺は、FIREという目標に向かって「なんとなく1億円」という根拠のない数字を目指していた。
でも4%ルールを知ってから、**「自分の生活費から逆算した、自分だけの目標金額」**を持てるようになった。
目標が「なんとなく」から「根拠ある数字」に変わる——それだけで、FIREへの道のりはぐっとリアルになる。
FIREを漠然と目指しているすべての人に、まず4%ルールを知ってほしい。それが最初の一歩やと思っとる。

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