「株式投資は怖い」
そう言う人の気持ちが、俺には痛いほどわかる。
俺はリーマンショックで、資産が壊滅的な状態になった。でも、その経験があったから今がある。今日はそのリアルな話をするわ。
リーマンショックを知らない世代へ
このブログを読んでくれている人の中には、リーマンショックをリアルタイムで経験していない世代もいるかもしれへん。
2020年のコロナショック、2025年の関税ショック——最近の暴落も確かに怖かったと思う。でも、リーマンショックはそんなもんやなかった。
日経平均株価はたった1ヶ月半で41%下落した。2007年6月には1万8千円あったのが、2009年3月には7千円まで暴落した。
平均株価がそれだけ下がるということは、個別株なんてぺんぺん草も生えない状況やった。
任天堂が「強い」と思っていた
当時の俺は任天堂株を全力保有していた。
リーマンショックが始まったころ、任天堂は他の銘柄に比べて下落のタイミングが少し遅れていた。「さすが優良企業、強いな」と感じていた。
でも、それが完全に裏目に出た。
下落が遅かったせいで「まだ大丈夫」という判断を続けてしまい、脱出するタイミングを完全に逃した。結局、任天堂も同じくぺんぺん草が生えない状態になった(泣)。
投資哲学がなかったことへの反省
当時の俺には、投資哲学というものが何もなかった。
「よさそうな銘柄」「大企業だから」「投資アドバイザーが推奨していた」——そんな理由で株を買っていた。
任天堂は日本でも有数の優良企業で、長期的に成長してきた実績がある。投資対象として間違っていたわけやない。でも**「なぜこの企業に投資するのか」という自分なりの信念や哲学がなかった**ことが問題やったと今でも思っとる。
信念がないから、暴落したときに「売るべきか、持ち続けるべきか」の判断基準がない。結果として10年以上、10分の1近くになってもズルズルと保有し続け、2016年ごろにようやく少し戻してきたところで売却した。
任天堂との付き合いは、そこで終わった。
リーマンショックで気づいた「自分の強み」
でも、この経験で一つ大事なことがわかった。
あれだけの暴落を経験して、それでも俺は1つの銘柄を保有し続けられたということや。
保有している銘柄の株価が何分の1になろうとも、その企業のビジネスが問題なく続いていれば、怖くなって売ってしまうことはない。このメンタル力が自分にはあるとわかった。
これは性格によるところが大きい。怖くてすぐに売ってしまう人は、なかなかこれを克服するのが難しいらしい。
俺はこの経験から、**「成長株投資が最も自分に向いている」**ということを学んだ。
リーマンショック後の方向転換
任天堂以降、俺は日本株を買うことをやめた。
次に目をつけたのが中国株や。2010年ごろから中国は急激な経済発展を遂げ、世界でも戦える巨大企業が次々と生まれてきていた。アリババ、テンセント、BYD——これらの企業の成長ストーリーに俺は確信を持った。
リーマンショックの痛い経験が、次の投資判断を変えたんや。
まとめ:暴落は「授業料」や
リーマンショックは俺にとって、とてつもなく高い授業料やった。
でも、その授業料のおかげで学べたことがある。
自分の投資哲学を持つことの大切さ、暴落でも保有し続けられる自分のメンタル力、そして成長株投資が自分に向いているという気づき——これらはあの経験なしには得られへんかった。
投資で失敗するのは恥ずかしいことやない。失敗から学んで次に活かせるかどうかが、長期投資で生き残れるかどうかの分かれ目やと俺は思っとる。

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